27歳手取り17万円のOLがリボ・分割払いで借金80万を作るまで　前編

「ごくごく普通のOLなのにリボ払い・分割払いでいつの間にか借金が膨れ上がってしまった……。」

「借金をしているなんて恥ずかしくて家族や友人に相談できない……。不安と後悔でもう消えてしまいたい。」

そんな誰にも言えない借金は苦しいですよね。
中には私のように真面目だと周囲に思われている方もいるのではないでしょうか。

この記事は大人のADHD（注意欠如・多動症）の２７歳OL、泉が６年間で80万円の借金を抱え、27歳にして貯金ゼロのダメな大人になるまでの軌跡を紹介します。
人知れず借金を抱えて悩んでいる方が「ここにも仲間がいる」と少しでも気持ちが軽くなれば幸いです。

自己紹介

債務者のみなさま初めまして。

イズミと申します。

千葉県で医療事務を勤める27歳OLです。

私は2023年1月現在、借金が803,513円あります。
借金の原因は主に生活費・ソーシャルゲームの課金などの推し活・交友費などのリボ払い・分割です。　
ちなみにこれとは別に奨学金の返済もありますが、これは残高が把握しきれていないので借金の総額に含めていません。

今回はご縁をいただきまして、ギャンブルや事業、投資をしていたわけでもない私が10年間で80万円借金を作ってしまったかを前編・後編に分けて書いていこうと思います。

前編では私が大学生時代に楽天カードを作成し、とあるソシャゲに没入し分割払いにハマるまで、後編では社会人となり一度は完済したものの、5年間で80万円の借金を抱え、とうとう周囲の人にお金を借りてしまうまでを語っていく予定です。

このような機会をくださった借金社長様、本当にありがとうございます。
みなさまに読んでよかったと思っていただけるような記事になるように頑張ります。

なお現在進行系で借金は増減しておりますので、借金を返済する方法を知りたいと思っている方には全く参考になりません。
「わかる〜」という共感の声や、「これよりはマシ」「こうはならないぞ」と思っていただければ幸いです。

またこれを読んでいただいている方の中には、借金を抱えてしまったものの、誰にも言えずに「もう消えてしまいたい」と思い詰めている方もいるかもしれません。

インターネットにはたくさんいるので安心してくださいね。

3DS買いたさに楽天ポイント目当てで楽天カードを作成する

まず、私が借金を作ることになるきっかけは大学1年生の時に作った楽天カードです。

都内のそれなり私立文系大学に進学した私は、当時渋谷までの道のりを片道1時間40分かけて実家から通っていました。

8月頃から休日に地元のイタリアンでアルバイトをはじめましたが、時給750円で週に1、2回程度だったので、給料は月に1万5千円程度だったと思います。

足りない分は母がお年玉などを貯めてくれていた自分用の口座20万から引き落としていましたが、金使いの荒かった私は半年ほどで使い切ってしまいました。

楽天カードを作ったきっかけは、楽天カードを作成してもらえる8000円分のポイント欲しさにでした。

当時3DSで、2002年の名作『ポケットモンスタールビー・サファイア』が『ポケットモンスター　オメガルビー・アルファサファイア』としてリメイクし発売されました。
ルビサファは私の中でポケモンの全盛期だったので、どうしてもやりたかったんです。

今思えばこの時に楽天カード以外の、後から分割ができないクレジットカードを選んでいれば、現在こんなことにはなっていなかったと思います。
恐ろしき楽天カード。そしてポケモン。

ちなみにそうまでして買ったポケモンは、結局1週間ほどやって途中で飽きました。
カイオーガすら捕まえていないと思います。

『デレステ』との出逢い

そんな金使いのやや荒い一般的な大学生だった私の借金人生への転機はソーシャルゲームへの課金です。

2015年9月3日『アイドルマスターシンデレラガールズ　スターライトステージ』がリリースされました。
今では珍しくないですが、顔のいい3Dアイドルが歌って踊る、しかも衣装変更つき。というのが当時は革命的でした。

漫画やアニメが好きないわゆるオタクでしたが、他に趣味という趣味がない私は可愛い3Dモデルとアニメ『アイドルマスターシンデレラガールズ』の島村卯月さんの笑顔に一目惚れし、沼にハマっていきます。

そしてついに課金を始める

GooglePlayストアの履歴を見たところ、2016年2月に初めて960円の課金をし、5月には合計13,960円の課金をしていました。

課金した日付から考えて、3200円で好きなSSRキャラクターが選べるスカウトチケットと、宮本フレデリカさんのはじめての恒常SSRのために課金をしたものと考えられます。

ちなみにはじめてのスカチケは北条加蓮ちゃんです。
アニメのライブシーンで凛とした容姿と渕上舞さんの美しい歌声に一目惚れしてからずっと推しです。
未だになぜか一人だけ実装されないTriad Primusの衣装、待っています。

私は実家暮らしだったため、アルバイト代+奨学金で自由に月に使えるお金が8万円ほどありました。
友達や恋人とも頻繁に遊んでいたため、交際費に3万程度は使っていたと思いますが、それでも残り5万は課金に使えるお金があったわけです。

一度1万円を課金してしまえばもう止まりません。
私はガチャが更新されると、授業の合間や休み時間でも欲望のままに『デレステ』に課金し続けました。

「1万円が一瞬で溶けていく瞬間を見た……。」と隣の席で見ていた友達が呆然と言っていたのが忘れられません。

今思えば、Twitterで繋がっている大学の同級生も同じように課金をし、「納税だ」だとか「実質無料」などと言っているのに影響されていたのだと思います。

課金することが一種のステータスやパフォーマンスになっていたんですね。

さて、友人もそれなりにいて、1年生の夏頃から付き合い始めた彼氏もいる大学生らしい生活を送っていた私は、当然毎月の支払いに苦しむようになります。

この頃はデレステ以外にも『あんスタ』にも手を出し、毎月4万円以上課金してましたから当然です。

「払えないわけじゃないけど、これを支払ったら来月の生活に困る…」
そんなアホ大学生の私が見つけたのが、楽天カードアプリの「お支払額を調整する」ボタン。そして分割払いという悪魔との出逢いです。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
後編はいよいよ分割払いで借金がかさんで首が回らくなった現在までをお伝えしていきます。
よかったら次回もお読みいただけると嬉しいです。
ありがとうございました。